CRDサーフィンのすすめ~国会図書館のレファレンス共同データベースにもぐるのが楽しい件

こんばんは、野中かのんです。
みなさん、ネットサーフィンしてますか?私は大好きです。

サーフィン中にこの記事を見つけてくれた方、ありがとうございます。
そうでない方もありがとうございます。みんなに感謝、感謝です。
私たちがネットの海でサーフィンできるのも、ネットのみんなの知の集積があるからなんですよね~。ビバ集合知!

知の集積といえば、Wikipediaなんかも格好の波乗り場ですよね。
調べものしてたらWikipediaの記事にたどり着き、そこから記事中の単語の記事に飛んでいき……気づいたら思った以上に時間が過ぎていた、なんてこと、ありますよね。もはや何を調べてたのか忘れてたり(笑)

何が楽しいのかなと考えると、調べたいと思ってたこと以上のこと、予想もしてなかった未知のものごとを知ることができるからなんじゃないかなと思います。
私なんか、Yahoo!知恵袋のようなQ&Aサイトでも関連リンク飛びまくってしまうので、名前も知らないどこかの高校生の担任教師との恋愛事情を知ることになったり、地方都市の主婦が家に来た業者の男性に抱く秘めた思いの独白を読まされたり、またどっかの高校生の恋愛相談を読んだり……どこかで見たような恋愛ネタが多すぎるんですよね。クローンかよ、という。

……と、前置きが長くなりました。
今日ご紹介したいのはこちら、「レファレンス共同データベース」(CRD: Collaborative Reference Database)です!
気軽に新たな知識を得ることにご執心の皆様にはきっとお気に召していただけるものと、わたくし野中かのん、確信しております。

例えば、アクセスランキング上位常連の質問に「「この道をいけばどうなるものか」から始まる言葉の全文が知りたい。良寛の言葉らしい。」というのがあります(リンク)。
アントニオ猪木さんが好きな言葉ということで一休さんの言葉とも言われるフレーズですが、全く関係ない詩人(清沢哲夫氏)のものだということが明かされています。
さらにすごいのは、図書館員がその答えにたどり着いたプロセスまで公開してくれてるということなんですよね。
初めて訪問する方はアクセスランキングを一通りみるだけでかなり楽しめると思います(各年のアクセス上位10位はこちら)。

で、こんなにすごいCRDとはいったい何なのかといいますと、「目的」にはこうあります。

レファレンス協同データベース事業は、公共図書館、大学図書館、学校図書館、専門図書館等におけるレファレンス事例、調べ方マニュアル、特別コレクション及び参加館プロファイルに係るデータを蓄積し、並びにデータをインターネットを通じて提供することにより、図書館等におけるレファレンスサービス及び一般利用者の調査研究活動を支援することを目的とする事業です。

つまり、いろんな図書館と連携して調べものの事例なんかを集めて公開してるサイトということですね。

図書館司書さんたちのプロの技を見ることができる、それも信頼できるデータソースもあわせて知ることができるということで、ちまたのQ&Aサイトなんて目じゃないほどのクオリティが担保されているんですよ、すごくないですか??

近年、司書さんの待遇の悪化を見聞きすることが多いのですが(例えば街の図書館が「6割非正規頼み」の厳しい現実(東洋経済オンライン))、こうして匠の技が公開されていることで、図書館の意義や司書さんのすごさを再確認することができるのは、この国の「知」の未来にとっても、すごく大事なことだと思います。
それではみなさん、レッツCRDサーフィン!

この記事を書いた人

野中かのん